相棒登場
- 博己 長浜
- 2016年4月2日
- 読了時間: 2分

4月2日(土)、朝から二組のスペシャリストが来てくれた。プロではないが、プロに負けないぐらいの技を持っている方々だ。
一組目は森の仕事人、二組目はⅮIYの匠。もちろん両者とも専門用具持参だ。

森の仕事人は、裏山の大きな樫の木の伐採。斜面に立つ大木は、母屋に覆いかぶりそうなぐらいに迫っている。素人では伐採は極めて難しい。「某森林組合に下見に来てもらったところ、特殊伐採ということで伐採作業の料金はかなり高めだった」と話すと、I岡さんが相棒のH川さんと一緒に助けに来てくれた。特殊なはしごを使って高所まで登り、ノコやチェーンソーを使って大小の枝を切り落としていく。相棒はロープを巧みに操る。実に、見事だ。作業は早いだけでなく正確・緻密。
午後、すべての枝を落とした後、いよいよ根元から切り倒すこととなった。ここからが苦戦の始まりとは誰も予想しなかった。母屋にぶつからないように倒す大木の高さは、約10m。しかも斜面だ。周囲の木の根元にロープをくくり、ウインチで巻き取るしかない。3本も用意して作業を進めるが、山手のほうにはなかなか倒れてくれない。
じっと状況を見ていたⅮIYの匠が一言。「方向を変えよう。重すぎる。倒すにはこちらの方向がベストだ。」と参戦。もう一本ロープをかけウインチを巻くが、それでも倒れない。 「無理か!?」と一瞬は思ったが、諦めず慎重に作業続行。
「ドーン」と大きな鈍い音を響かせ、隣の杉の木に倒れ掛かった。あまりの衝撃に2本のロープが悲鳴を上げて切れたのには、全員がびっくり。
I岡さんは、すぐさま杉の木に登り、引っかかった枝を切断。「ドーン」と二度目の鈍い音が響いた。作業完了時刻は、17時。
一本の大木との格闘はとても厳しい作業だった。だが、とても充実した奮闘の一日だった。
I岡さんとH川さんの相棒は、すごい。とにかくすごい、感動だ。
ⅮIYの匠、Uさんの奮闘ぶりは、後日紹介予定。(LB)
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